コラム ― ポーランド・ドイツ、アウシュビッツの旅
ベントラーブロック・抵抗の資料館
ナチスに抵抗した国民はたくさんいました。
青春時代、ショル兄弟の「白バラは消えず」を読んでショックを受けた私ですが。私と同じ年の若者が命をかけて祖国のために抵抗している姿は強烈でした。
今日はベントラーブロックと呼ばれる抵抗記念資料館で、シュル兄弟はじめ、レジスタンス運動で命を落とした多くの人に会いました。
そして、敬虔な気持ちになりました。
一人一人の気高い人生を思いました。
日本でもどこでも同じですが、こうした戦争に反対し平和のため、人の命と暮らしを守るため、筋を曲げずに命をかけて抵抗した人たちのうえに今の歴史、私たちの暮らしがあります。
ベントラーブロックで驚いたのは、ヒトラー暗殺を企てっ失敗して処刑されたシュタウンシュンベルク将校のほかに、国民軍の中にたくさんの抵抗軍人がいたことでした。
シュタインシュンベルク将軍が銃殺された場所。
私も帰国したら、まずは「6・7の県民大集会」の戦争はいやだ、憲法守れの成功させなくてはと誓ったことです。
(2015年5月27日 記)